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豊橋アーティスト・イン・レジデンス「ダンス・レジデンス2025」滞在レポート#2

更新日:4月22日

豊橋アーティスト・イン・レジデンス

「ダンス・レジデンス2025」


2026年2月9日(月)~2月15日(日)の間、愛知県豊橋市にある穂の国とよはし芸術劇場PLATにて、「スペシャルニーズの子どもたちに向けた舞台芸術作品創作のための身体リサーチ」を実施しました。

スペシャルニーズの子どもたちとは、障害などさまざまな理由で特別な配慮やサポートが必要な子どもたちのことです。


滞在中は、身体的な感覚を焦点に、以下のような企画を行いました。


公開企画

・おやこでたのしむおどりのワークショップ

 実施の様子はこちら:0〜12ヶ月対象 / 12ヶ月〜24ヶ月

・公開ミーティング


非公開企画

・児童発達支援センターでのリサーチ

・プロジェクトメンバーによる身体リサーチ



このレポートでは、本レジデンスに参加したプロジェクトメンバーが

それぞれの視点で滞在を振り返り、

「わたしたちは何をしたのか」「何をしなかったのか」「何を見つけたのか」

など、それぞれの体験を深めたいと思います。


レジデンスについてはこちら




"共におどる"とはどのようなことなのか はらだまほ




相手を見ながら、相手に呼応する。

横に並んで、呼吸を合わせて歩く。

遠くで、誰かがおどりのかけらを拾う。拾われる。

自分の中でルールを決める。相手とルールを共有する。ルールを破る。

能動的に待つ。

捨てない。



共におどった瞬間を思い出してみると、いくつもの要素が浮かび上がってくる。

今回のリサーチでは、如何にして小さな瞬間を拾い上げ続け、自分を変化させ続けるか、ということの練習だったように思う。





1週間の滞在中、3回児童発達支援センターに伺った。

子どもたちと一緒に遊んで、リサーチをトライして、一緒に裏山に登って…

短い時間の中で、子どもたちと先生方がどのように毎日を過ごしていて、どのようにコミュニケーションを取っているのか、を体感した時間だった。



リサーチの中で、共におどった、と言い張って良いのか、絶妙なラインだな…という瞬間もあれば、これは誰が見ても共におどったな、と思う瞬間もあった。

滞在から約1ヶ月が経つ中で、その2つの瞬間の線引きがどこにあるのか、なぜその線引きを私がしたのか、その線引きが必要なのか、絶えずもやもやと頭を巡っている。



共におどった、と信じることと、共におどった、と思い込むこと、の境目はとても難しくて、思い込むことを避けるあまり信じることに慎重になりすぎていたのかもしれない。

あるようで、ないようで、でも確かにあるその境目を、踏み外さないようにキワを歩いているような感じ。

でも、思い込んで、もう少し続けてみても良かったかもしれないな、と、振り返ってみて、思う瞬間もある。

あの瞬間は、もしかしたら彼からの返事だったかもしれない。

私の思い込みかもしれない。

かもしれない、の両方を想像しながら、その瞬間瞬間を身体に取り込み、自分を変化させていく。



あなたと一緒におどりたいから、あなたの世界に入れてくれますか?と扉を叩き続けるための方法が、少しずつクリアになっているような気がした。



振付家・パフォーマー はらだまほ





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